スライド教材の作成方針


最近の地震に関するスライド教材は、EarthScope(旧IRIS)版の方針を参考に、次の方針で作成しています。

  • 日本で地学を学ぶ高校生や大学生を対象とする
  • 日本で発生した、新聞1面に掲載されそうな地震を取り上げる
  • スライドの分量は、10分前後で説明できるぐらいにする
  • 掲載情報は次を基本とする
    • 地震の概要(地震の震源、マグニチュード、震度分布、主な被害)
    • 面的な推定震度分布と震度遭遇人口
    • テクトニックな背景と過去の地震活動
    • 震源メカニズム解
    • 余震分布
    • 地震波形
    • 地震の特徴に応じた情報
  • 地震発生から12時間以内の公開を目標にする
  • 作成時間は1~2時間程度とし、そのためあらかじめ8~9割雛形を決めておく
  • 教室でそのまま使え、カスタマイズ可能にする
  • 多くの人がアクセス可能な情報のみにし、出典を明記する
  • 個人の見解を控え、多くの地震学者が同意しそうな内容とする

詳しくは次の文献をご覧ください。

小林励司,日本で発生した最近の地震に関するスライド教材の開発,鹿児島大学理学部紀要, 51, 43-51, 2018.